メニューを開く

大理石のレモンの輪っか~大理石の扱い方には注意が必要~

大理石の名前は、中国の雲南に「大理」という場所があることから由来があります。
石材のなかでも、色と柄の美しさが魅力で、好んで使われる石材です。

石灰岩が変成作用で押し曲げられてできたもので、
大理石のなかには、化石や巻貝など貴重な貝類も入っていることがあります。
沖縄でとれるトラバーチンは、貝類が特におおくあります。

日本橋の百貨店、三越本店ではふんだんに大理石が使われています。
1階の中央部分にある巨大な観音様のまわりにつかわれた石には
アンモナイトやフリズナなどのめずらしい化石が見られ、石の成分の説明もあります。
近くを立ち寄った際には、ぜひいちどご覧になってください。

また、新宿の伊勢丹でも美しい貝類を見ることができます。
三越と伊勢丹がベージュ系の大理石なのに対して、高島屋は白色系の寒水石など、
石材の種類を変えて高級感をそれぞれに演出しているのは、
気が付くとおもしろいものでもあります。

さて、石材を取り扱ううえで注意しておくことがあります。
大理石の表面は化学的な影響を受けやすいということです。
たとえば、マニキュアの除光液、レモン、ウイスキーなどでは
たちまちに汚れてしまうので、注意が必要です。

真っ白い大理石が黄ばんでしまっても、
汚れた色がいったん入るともう抜くことはできません。
輪切りにしたレモンを大理石製の洗面化粧台に置いて一晩おくと、
輪切りの形は、そのまま残ってしまいます。

一般住宅の新築工事、リフォーム工事をはじめ
商業施設や店舗のリノベーション、内外装工事など
建築施工に関して幅広く承っています。
ご質問・ご相談は「株式会社 奏和」へ!

お問い合わせはこちらよりお気軽にどうぞ。