珪藻土とは、海に育つ藻が海底に沈んで長時間かけて化石になったものをいいます。
原石の色はグレーが多くて、役と赤みがかったベージュになります。
身近なものでは、七輪や耐火レンガは珪藻土からできています。

珪藻土を電子顕微鏡で見ると、ミクロな孔がいくつもあいていて、
ハスの実に似たような形状をしているのですが、
そのミクロの孔こそ、ニオイやガスを吸着させて固定化させる
健康素材の役割を持ち、注目を集めている部分です。

珪藻土の産地は、おもに岡山県、石川県能登半島、東北、北海道稚内など
全国に広くまたがっています。
面白いことに、珪藻土は産地ごとに全く性質が違うので、
用途もそこから、それぞれの違いができてきます。

七輪やレンズの研磨剤、ビール製造時のフィルター、石膏ボードの添加剤など
その用途は、実に幅広いです。

珪藻土がほかの材料と比較して優れているのは、
乾燥しても、焼いても、まったく体積が変わらないという点です。
普通の焼き物は、焼くと3割ほど収縮してしまうのですが、
珪藻土はそういった収縮がないのも特徴です。

健康に気遣う人や、アレルギーがある人には特に注目を集めていて
リニューアル材料でもあります。リフォーム・リノベーションの際には
一度ご検討されてみてはいかがでしょうか？

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